幸せな関係。。

marunoです。遅ればせながら竣工報告です。
表紙


年に数件ほど自分で現場も担当する物件があったりします。
それは、お客様と趣味が共感できたり、たまたま管理スタッフが忙しかったり・・・
理由は色々ですが、自分的にもそのくらいのペースが程好かったりするので
毎回楽しんでやってます。。。
>>>>>>>>>>>DSC06104電球
自分で設計デザインするときは大抵好みの方向に傾きがちです。
デザイナーとしてはトウテイ通用しません。はい、それは知ってます。
でも僕らはデザイナーではありません「考えながらつくる人」です。
それが今までやってきたスタイルなのです。
それでいいのです。
「図面も大まか、予算もグロス、後は現場で考えます・・・」
って僕らのやりかたを理解していただいているお客様 感謝、感謝です!
でも、予算についてはお客様側の要望と言った場合も実は多いのです。
「〇〇〇万しか予算無いけど・・・」
というお客様には
「ではそのなかで最大限のパフォーマンスをしてみせましょう!その代わり好きにさせてください。」
と言ったシナリオが大抵です。
その場合既に僕の頭には利用できる在庫部材や完成イメージが出来ていて
勝算が見込める場合で無い限りこの提案は持ち出しません。
そして僕も大見得切った以上は、満足して頂ける最大限の努力をします。
今までのところ「全然イメージと違った、、、なにコレ?」
って言われた事は無いので一応大丈夫なのだと思っています、はい。。
結構このリノベ施工スタイル、コスト的にも効率いいんです!
現場で発生した端材などを活かす事が出来るので、チョッとecoだったりもします。
ここでこの一年お任せコースで施工させて頂いた物件を紹介します。
↓コレはビル一棟丸ごとリノベったヤツです。。
1階部分は予定に無かったのですがついでに施工してしまいました。
そのときのブログはこちら
DSC_0042外観2DSC_0036外観DSC03111パーキングDSC_0048外灯
中の空いている部屋も全て改装しました!
解体して床に足場板並べて、五右衛門風呂置いた部屋。土足のまま住めそうです。。
余った床板はキッチン天板に採用!
DSC01925ごえもん1DSC01923ごえもん2DSC01943ごえもん3
こちらはつい先月完成した物件。。
中古の安いキッチンを再利用してつくった豪華キッチン。
DSC06261K1.jpgDSC06276.jpgDSC06278.jpg
天井と壁は和室のままで和風旅館みたいな寝室。
ん~、、、この壁はここまで壊そう!この柱は残す・・・
などと現場で試行錯誤しながら造りました。
DSC06331寝室DSC06305寝室2DSC06308寝室3
現場で考えているといつも思うことがあります。
それは自分も住んでみたいと思える部屋にしたいということ。
若しくは若い頃に住んでみたかった部屋にしたいということ。
残念ながら、何れ住んでみたい!のパターンは造れませんw
こんな環境で仕事をさせて頂いて、とても幸せなのかもしれません。
造り手と、クライアントが良い関係でいられることに感謝!です。
実は、そのような関係性が双方にとって経済的にも有益だということは
あまり理解されていませんし、実践している企業も少ないようです。
昔の棟梁と施主の関係はきっとそうだったはずなのに・・・
工業生産化された住宅産業でだんだん無くなっていったんでしょうね。。
新築と違いリノベーションは施主と造り手の距離が近いので
信頼関係の中で仕事をするって大切だとおもいます。。