現場はやっぱり楽しい
それでは仕上げ工事に入るまで。
大工さん忍者のごとく作業中。右側のRの壁下地ピッチに注目。
下地の木材をかなり細かい間隔で立ててます。(通常の壁は30cm間隔程度)
これくらい細かく下地を組まないときれいなR壁にはならないんですね。
まっすぐな壁と比べて材料も手間も3倍以上。ですからRの壁は気軽にできません・・・w
工事中にはこんなシルエットも見られたり。。。
続けて電気屋さんには面倒な露出配管をがんばってもらってます。
電気配管ルートは事前に現地の写真に書き込みスケッチ等で検討しておきますが・・・
自分 「配管はこうしたいんだけどどうだろう」
電気屋 (カタログ見ながら)「これ使えばもっとすっきりするけど??」
自分 「いや。わかるけど配管を並べて見せたい。どうかな??」
電気屋 「ならここはこう曲げたほうがかっこいいんじゃん?」
自分 「おお!ナイスだ!」
大工さんとは・・・
自分 「そこの棚はビス止めで。」
大工さん 「え? こうすればビス見えないよ?」
自分 「いや、あえて見せたいの」
大工さん 「わかった、棚板の小口材が無いけどうちで用意する??」
自分 「いや、いらない。切りっぱなしがいい」
大工さん 「ふーん・・そういう感じかぁ。わかったよ。
じゃあ棚板はこっち側の断面を見せた方が雰囲気いいね」
自分 「そうそう、ここはきれいじゃない側を見せるように使って下さいw」
とまぁ職人さんに雰囲気を伝えながら決めていき、こちらがアイデアをもらう事もしばしば。
ホントこういうやり取りが楽しい。現場監督もやっておくと細かな知識も増えるし良いものだ。
お客様から見えないところですが実際にはこのようにたくさんの人のやりとりがと工夫があって
造られているのですがこういう部分がもっと伝われば良いんだけどなぁ・・伝えたいなぁ・・・
現場の方は大工さんに一旦現場を空けてもらい、一日だけ塗装やさんに天井を吹付塗装に来てもらいました。
これがまた・・・閉めきった中での吹付塗装なので大変。。。職人さんはいつも身体張ってます。
私もうっかりしてて霧状のペンキをうっすら頭にかぶってしまいました。。。(カメラも・・・)
先ほどの電気の配管も白くなって良い感じです。
この辺りでお客様に現地で仕上げ材の打合せ確認を・・・
ご自身でクロスや左官仕上げのショールームを廻った上で決めた仕上げ材だそうです。
仕上がりが楽しみな様子が見てとれますw
(これからの住まいを想像しているのかな。。。)
やっぱり現場は楽しい。