ゆくい堂 倉庫大放出作戦!
今まで長い事使っていたこの倉庫。
このたびいよいよ解体することになり、倉庫に眠っていた(溜め込んでいた)資材を「持ってけドロボー!」といわんばかりに大放出。
ゆくい堂スタッフ全員の
「あ、これどっかで使える」
というリノベーションスピリッツの弊害で(笑)建築資材から工具類、なんでこんなものが?
というレアな珍品などでごっちゃごちゃの倉庫でしたが、今回の件で資材を溜め込んでいても処分する他ない状況になってしまったので、
「だったら、誰かに使ってもらった方がよくね?」
ということで行った5月の12日と13日の倉庫大開放イベントの様子をお伝えします。
当日の朝、OPEN1時間前から行列ができています。
リノベで使える資材を狙っている人、レアものアイテム狙いの人、何となく並んでみた、という外国人まで(!)
もしかしてすでに100人近くいる?
正直30人くらいしか来ないんじゃね?と思っていたので完全に想定外の人数に、ドキドキ。
暴動が起きたらどうしよう、とか考えてました(笑)
しかし、逃げる訳にもいかないので12:00ピッタリにいざOPEN!
うわぁー!と突撃された倉庫内。この空気はどこかで味わった事がある、
あ、バーゲンセールだ。
倉庫史上最大の動員、130人はいます!
2階の床が抜ける!と人員整理するスタッフ山下さん
とにかく早く倉庫内を把握!という人、レアもの一点狙い!の人、チームワークで大量ゲット!な人と、それぞれの作戦があるようで見ていて感心させられます。
そういった本気モードのお客さんだけでなく、新しい住まいで使うものを探しにきたカップルや、
「浅草にもアメリカのようなガレージがあるのか!」
と(言ったかどうかわかりませんw)観光客の外国人が倉庫探索を楽しんでくれています。
一般のお客さんもなかなかお目が高い、無垢のフローリングなども高いものから無くなって行きます。
逆にリノベ業界の方などは照明やタイルなどのプロ向けの物をチョイスされますね。さすがです。
このレトロなテレビもテレビとしては機能しませんが、見た目がすごく可愛いので捨てられずに倉庫に眠っていました、今回古民家をシェアハウスにリノベして住んでいる住人に貰われて行きました。
黒電話と扇風機もレトロなものをゲットされていきました。センスいいなぁ。
とまぁ、最初こそ想像を遥かに超える人数にてんやわんやしましたが、ピークをこえれば穏やかに倉庫の探索を楽しんで頂けたのではないでしょうか。
落ち着いて来たのでスタッフもROCKを流しながらビール片手に楽しんでいます。
お子さん連れのお客さんも沢山見られました。
お父さんとお母さんが倉庫探索している間子供達は倉庫内をアスレチックといわんばかりに登ったり降りたり、飛び跳ねたりしています。(けがしないようスタッフが気を配っています)
こんなに大はしゃぎできる場所は東京にはなかなかないよね。
倉庫の余ってる資材でなにか作ってるのはスタッフ山下さんの息子さん。
彼にもものつくりスピリッツがあるようです。
そんなこんなで終わってみれば大盛況で倉庫大放出祭りは終了致しました。倉庫も空っぽ!
こちらとしても倉庫で眠っていた資材が様々な場 所で活用されることに大変嬉しく思います。
リノベーションの会社だから、という訳ではないけれどやっぱり使えるものは使う、使える部分を上手く使う。
アイデアと組み合わせれば使えるものっていっぱいあるはずなんです。
今回このイベントでわかったことは僕らが持て余していた資材も、一般の方々からは使える、と思えるものだったということ。
資材の使い方もプロの僕らが正しい使い方を知っているからこそ、先入観で気づかないことだったり、出来ないことがあるはず。で、そこを超えるアイデアもきっとあるはずなんです。
それは僕らが苦労しても出てこないことが多いのですが、この二日間に来たお客さんはあっさり見つけ出したりするんですよね。
そしてそうやって生まれたものはカッコイイことを僕らは知っています。
そういうことがあるからリノベーションってやっぱり面白いですよね。
僕らもリノベーションの可能性を改めて探って行かなきゃなぁ、と再確認できた二日間でした。
ご来場いただいたみなさま本当にありがとうございました!!