ゆくいなデザイン。
色々と言いたい事があるんだけど
個人ブログを立ち上げるホドの内容でもないし、、、
でもFacebookやTwitterじゃ物足りないから
仕事の事についてはこの場を借りて時々発信しようかと思う。
社内公募の結果タイトルは「酔っぱらいのひとりごと」になってしまった。
誤字、暴言については暖かく見守ってくださいまし。
僕はこの業界に飛び込んでからというもの
デザイナーに対するコンプレックスが物凄くあって、、、
というのも仕事柄付き合いのある建築家は一流の面々なんで
呑みの席等では耳慣れない単語での論理的な応酬になる訳だけど
僕はと言うと「なるほど、ふむふむ、、、」などと理解したフリをしつつ
会話に参加せざるを得ない状況にだんだんおいこまれることになる。
相手はそうとは知らないからフツーに話振られたりして、、、
なかなか危機的状況だ。。。
そんな時は決まって酔ったフリをしてごまかす作戦に出る事にしている。。
熊が出た時に死んだフリをするアレと同じだ。
最近では大学で授業とかするメンバーも増えてきたし
そもそも会話のレベルが高すぎんだな。。。
だからと言う訳ではないのだけど
会社もつくり手側としてのスタンスをずっと堅持している訳で
でもそこにはつくり手としてのプライドがあったりもする。
まぁ、デザインの定義や境界線がよく解ってないので(必要ないとも思うけどw)
今回はそれがどうこうと言う話ではなくて
もしかしたら僕らってラッキーだったかもって話をしようかと思う。
この業界に限らないのかもしれないけど
ひと昔前の量産されていたようなデザインに世の中が飽きてきていて
ツマラナイと思い始めている人は多いと思う。
これは学歴や経験は関係なく五感の問題なのかも。。。
周りの業界人やウチのお客さんは当然のことながら
最近はメディアとかでも取りあげられるようになってきたから
その意見も市民権を得つつあるのだと言ってもいいはず。
そこで優れたデザインや個性が見直されてくるんだろうけど
どうやら今は程よく(←ココ大事)対応出来る会社が少ないみたいだ。
あんがい僕らみたいな小回りのきく体制が重宝され始めている気がする。
デザインは一流ではないけどちゃんとコストや機能性、耐久性も考えて
全てバランスよく収めるみたいな。。。
ただ洗練されているだけではなくコストパフォーマンスも程よくないと
まだ世の中が受け入れてくれないみたいだ。
デザインに出せる対価はそれぞれの主観で決まるんだろうけど
僕らはそこで高望みをしない、というか出来ない。。
でも僕らなりに出来る限りの努力はする
今まではそれを「考えながらつくる」っていう表現をしてきたんだけど
それってデザインしてるって事なのかもしれない。
小ロットでもひとつひとつ手作りで工夫された物が
納得出来る価格で生産出来る体制はきっといまの時代にあってるのだろう。。。
たぶんゆくい堂はその類いだ。
でももう一度言っておこう僕らはデザイナーではない。
これはちゃんとしたデザイナーに対するリスペクトでもある。
デザインだけでも無くつくるだけもない
この小回りの効くスタンスだったことは今んとこラッキーなのかもしれない。
結果論だけど。。。