スーパー植物屋さん登場!

結ぶ人1号です。昨日現場に行って来て、書きたいコトやお見せしたい写真がモリモリあります。あり過ぎるので室内の様子、かっちょいい階段などのことは次回にしようと思います。(別にもったいぶってる訳じゃないいですよ〜w)

 

で、今日は何をご紹介するかと言うと、、、植物のことです。つくるひとの’掲示板’ にも書きましたが、今回はGREENと暮らそうが1つのテーマです。今までの物件でも風を感じて暮らして貰えるように室内に窓を付けたり、木の素材感を感じて貰えるようにあえて素材感を強く残したり、ゆくい堂が考える “心地良い暮らし”を様々なカタチで提案してきました。その1つとして今回はGREENと共に暮らすということ。

 

さて、ここでまずはご紹介させて頂きます。今回の植物屋さん田中さんです。『 田中さんのことなんとご紹介したら良いですか?』って聞いたら、『 植物屋さんでええよ 』っと。ま、具体的にどんなお仕事をされているかと言えば、個人邸のガーデニングやインテリアグリーンのコーディネート、他にもパーティのフラワーアレンジメントなど多岐に渡ってご活躍のスーパー植物屋さんです。別の物件の暮らす人とお友達でゆくい堂と繋がったというご縁もステキです。

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わたしが昨日伺った時には、あんなにモシャモシャだった庭の雑草は綺麗に狩られていて、大小様々な種類の植物がまだこんなふうに鉢に入ったまま、所定の位置に仮置きされていました。

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あ、わたしがまず気になったのっぽのサボテン。

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素人目にはさっぱりわからないのですが、この子がレアものらしいです。“石化しているサボテン”。人間で言ったら80歳くらいの長老で、ずっと種馬として大活躍してきたそうです。株分け、株分けで、子孫を残しまくった長老。んー。田中さんに教えて貰わなければ、この子はもうおしまいと処分してしまいそう。。カピカピ。

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1つ1つの植物のストーリーを丁寧に教えてくれる田中さん。それを聞きながら、植物屋さんというか植物と人との通訳みたいな人だなと思いました。それにしても、長老もわたしのお気に入りのっぽさんもなんでそんな奥にいるんだろう?と思っていたら、、、この出窓、、、。

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はい。こーゆーことです。この窓の室内からの眺め。長老ものっぽさんもよく見える。そして大きく曲がって伸びているオリーブの木。本来オリーブは真っすぐ上に伸びる種の木なんだけど、あえてこの曲がっているのを選んできたそうです。『 しだれ桜みたいでしょ 』って。驚くことに田中さんの事前現調はなんと1回のみ。最初の1回のインスピレーションでどこにどんな植物を置くかイメージするそうです。写真もあんまり撮らないそうです。しかも今、この時だけじゃなく成長していく植物を考えてのレイアウト。すごい。

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珍しい“ じゃがらんだ ”っていう紫の桜の木がこの中にあるらしいけど、もうどの子かわからず。。。それはそれは大層綺麗なそうです。そして最終的に地面の白いシートが掛かっている部分と、植物を植えた土の部分には黄色と赤い小石が敷かれるそうです。私にはどんなふうになるかいまいちイメージ付きませんが、『 元々あったこの和風の石がそれによってガラっと違ってみえるから、おもしろいっすよ』っと、田中さん。楽しみ!

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部屋の前にもウッドチップが敷かれていました。小石もウッドチップも泥になりずらいとか雑草を生やさない効果があるそうで、見た目だけじゃなく暮らす人の生活を意識されているところはゆくい堂と通ずるなと思いました。『 見えないからわからへんけど、土の中にぶっとい竹の根とかゴロゴロしてたけど、かなり掘り返して取ってるから大丈夫やで  』とか言うのも、ゆくい堂の見えない配管交換済みっす。てのと同じだ。

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植える前に土を少し掘る。

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みんなが “おしり”と呼ぶ大きな植物を男性3人がかりで持ち上げ植える。

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大切に大切扱っている。

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最終的な角度を決めるため、田中さんは少し離れたところから見て『 あとちょっと右! 』『 おしりは隠さないで !』とか言ってる。つくる人たちが照明や露出の天井配管のバランスをみんなで見て調整するのと似てるww

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つくる人からは田中さんにどんなオーダーがあったんですか? っと聞いてみたら、『田中さんのこと好きだから、いいようにやってみて !』的な感じで特になんもなかった。わかる(笑)  結ぶ人をはじめてさせて頂く時もそんな感じだったw だから田中さんが思うゆくい堂の世界観を意識されたそうです。『 どんな人が暮らすとかすごくイメージしてね、オレのイメージは夫婦と小さい子供が一人。で、父ちゃんがそれぞれの木のストリーを子供に語れるようなそんな庭にしたいと思った 』っと。

 

ちゃんとつくられたもの、作家さんの心が入ったものって、
やっぱり、ぐっと違うな、ということを感じます。
気持ちにまっすぐ触れる何かが、ものの中に入っているのでしょう。

 

って文を目にした時、すぐにつくる人のことを思ったけど、田中さんのお話を聞いたらまたこの文を思い出した。