つくる人 = 考える人。
どうも、結ぶ人1号です。昨日現場に行って来ました! なので、途中の工事過程などご紹介したいこともあるのですが、昨日作る人アッキーナが細かくあれこれ説明してくれたので、今回は直近の現場状況をご紹介します。
大工さんの工事が終わり、養生の下はフローリングが貼られています。そしてキッチンも、ずいぶんそれらしくなっています。
枕木を使った天板。とても強い材だそうです。枕木は通常住宅の室内に使われることはほとんどなく、防虫剤が入っているものが多いのですが、これはオーストラリア産の防虫剤が入っていないものだそうです。1、2、3、4、5とテープのナンバリングが見えますよね? 四方からチェックしてどの並びが一番かっこいいか、ゆくい堂のニューカマー家具職人のコクブさんと、あれこれ検証したそうです。側面は玄関側がイチオシと。ま、それはまた追々ご紹介しますね。因にこの天板の重さはなんと80キロ!
その流れから、水まわりに立ち上がった壁。ベニアが貼られているのですが、ベニアも裏表やそれぞれで木目や色味が微妙に違うけど、「ゆくい堂の大工さんは自分が何も言わなくても、なるべく色味が合う様、見た目がキレイになるように選んで貼ってくれるんです」っと嬉しそうに誇らしげに話すアッキーナ。「でも塗るんですよね?」 とわたし。「そう、塗るんですけど、それでも下地の差は出るので」 と。ほー。大工さんもアッキーナも “ものづくりの人”、同じ空間を見てもわたしとは見えてるものが違うんだぁと。で、暮らす人がそこまで見えるかはわからないけど、見えなくても雰囲気でちゃんと伝わる。それはわたしにもわかります。
スケルトンから外壁に面した壁には、断熱材を入れています。窓枠の左側壁に厚みが増しているのわかりますよね? 何センチくらいかな? 10センチはないよな?
じゃ、なんでこの窓周りだけ断熱がされてないかと言えば、ここは冷蔵庫置場で、壁の厚み分下げた方が圧迫感が無くなるからと。設計って同時に考えなきゃいけないことがいっぱいある。で、その時に机上ではなく、現場で細かく見て感じて考えてるプランはやっぱ全然違う。
さて、ボードの微妙な色違いわかります? ここはTVを置くであろう壁面なのですが、上部にはもしかしたら棚を付けたいとかの要望があるかもしれないと、想像して先行で 『エムクロス』 と言う、下地材になるものを貼っているそうです。
左がエムクロス。右が普通のボード。断面だとわかりやすいと思うのですが、エムクロスは木なのでビスを打ったり出来るってことです。今回のリノベ計画に棚を付ける予定があるならまだしも、暮らす人がここに付けたくなるかもと予想しての先回り。いろんなことを考えて、予算も考えての最良を選択する。考える考える。
今回室内の天壁は躯体があまりキレイに出なかったので、塗装になるそうなのですが、ROOSTなので一部でも躯体を残せそうな所はと懸命に手を動かす佐々木さん、、、
のてぬぐいがタコさんで可愛かった件。笑
半日掛かりでケレンしたブレーカー。もともとはよくあるアイボリーのやつです。印象全然違う。
バルコニーからの眺め。“男の塒” と言ってますが、工事が進むに連れ、単身女性にもハマりそうな気が増してます。駅近のそこまで車通りの激しくない大通り沿いってのも安心ですしねー。