ひとつを見て全部がわかる
どうもどうも、結ぶ人1号です。週末の無事OPENROOM終了しました。
お越し下さった方、ありがとうございました。引き続き、ご興味ある方には個別でご案内させて頂きますので、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。
さて、OPENROOMの終盤につくる人タドコロさんが、養生布を持ってやって来たと思ったら、「やっていいかな?」と言って、テーブルの下に潜り込みました。さて何をしてるでしょうか?
ビスの頭がシルバーで気になるからとタッチペイントを。「えっ? 気になる?? 覗き込まないと見えないですよね?」 てか、わたし気になるどころか全く気づいてなかったっす。。。「階段から上がって来るとき目立っちゃうんだよねー」 っと。そして、つくる人コムロさんも 「そうそう」 と、わかるわかるの雰囲気。なるほどー、きっとつくる人にしか見えない景色があるんでしょうね。
コムロさんに「どこが一番気に入ってます?」 と聞いたら、「1階の木枠かな。バランスを何度も検証して苦労したから」 と。完成したものを見ると、空間に馴染み過ぎていて「素敵!」で終わっちゃうけど、その背景には柱1本の幅をどうするかなど、緻密な計算がされている。
木枠の中央がちょっと凹んでいるのわかります? 上の写真の方がわかるかな? 「ドーンとそのままとは印象が違うから」 と。わたしには気づけないけど、随所にこーゆーのが散りばめられていて、その集合体だからこそ、“なんかすごいいい感じ” の空気を纏うのでしょうね。
まるで我が子のように手塩に掛けて、物件をつくる人たち(職人さんもみんなそう)。ひとつの工程を見るだけで、伝わるものがあります。
「手を抜かない」と「手を抜けない」は、同じようでいて結構違う。意識的に人のためにか、本能的に自分のためにかみたいな。つくる人のプライドとして「手を抜けない」のだろうなぁって、感じる場面がいっぱいある。それは、働く人としてとても眩しく見える。