54 TSUKIJI - AFTER-AFTER

しばらく時が空きました。

今回のAfter＆Afterは昨年、
リノベーションされたS夫妻のお宅。

竣工当時はすごく男性的な空間に仕上がってました。入り口からキッチンにかけモルタルの床が通り、フローリングは素材感一杯のバーンオーク、また壁には鉄板。当初は船舶をイメージして造ったそう。ヨットじゃないです。船舶です。。。

竣工から早１年。
お邪魔してみると、なんとも素敵に暮らしていらっしゃいました。船舶の素材感は残しつつ、こだわりの家具たちで部屋はお洒落に飾られていました。もともと奥さんのこだわりの家具がたくさんあって、今回の引っ越しで新しく買いそろえたというよりは、
「やっと家具たちに似合う部屋を手に入れた」そう。
だから新しく買ったものはそんなに多くなく、結構長く使っているものがほとんどらしいです。

早速ですが恒例となりつつあるんでしょうか！？！？お食事をごちそうになりました！

場所が築地だけあり、そこで手に入れた魚介類をはじめ、
お野菜を使った料理がずらり！
これは料理本に載せられるスゴさですw

またお客さんが遊びに来た際には、ピザを焼いて振る舞うそう。
「まえは生地がうまくできなかったんですよねー」
とおっしゃっていましたが、めちゃくちゃ美味しかったです。
普段からちょくちょく作っているのですね。

目をわたすと、すごく雰囲気の良いカー
テンや、マットをはじめ、部屋を飾って
いるものがたくさん。

奥さんが
「なかなか部屋に合う物が無くって、、、」
とカーテンなんかはつくったそう。

こういうのって私たちリノベ屋がバランス
とってこういうのが似合うってデザイン
するんじゃなくて、住んだ人じゃないと
この空気感はだせないなーと思いました。

宴もたけなわ。。。するとご主人。なにか細い筒状のものを持ってゴリゴリしながらお話してました。
どうやらコーヒーの豆を挽いているところでした。
わお。お店のマスターみたいですねw
その後も慣れた手つきで、私たちにコーヒーを振る舞ってくれました。

いたるところにこだわりがあって、また私たちが竣工当初に持っていた印象をひっくり返すほど素敵な’色’をつけて住んでいらっしゃいました。
お打ち合わせ当初からとても楽しく時を過ごすことができ、こうやって実際暮らされたあともこのような雰囲気でおもてなししていただけるのは本当にありがたい限りです。
人の住まいを造るというこの仕事は幸せな仕事だとつくづく感じました。ありがとうございました！