「僕らの住みたい家」

「僕らの住みたい家」

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「僕らの住みたい家」

 

ゆくい堂でつくって販売しているシリーズのタイトルだ。

どんな表現にしようか皆で議論した結果この言葉になった。

 

正直、巷には「僕らの住みたい家」が売って無い。

そしてそれをつくりたいと思ったからつくった。
きっかけはシンプルだった。。

 

はじめた頃は正直マーケットの評価などどうでも良かった。

 

試しにつくってみようぜ!

もしかしたら売れるんじゃん!!

 

くらいのノリ。。

 

根拠は無いが受け入れられる自信はあった。

 

そして2年目に突入。。

スタッフが本当に自分が住みたいと思えるくらい拘ってつくっていて

だんだんその「僕ら」はメンバーの総称ではなく

“僕ら” =  “担当” つくる人自身に変わっていった。

実に皆んな楽しそうに妄想を膨らませてつくっている。

それってビジネス的にどうかと思われるが、それでイイんだ。

そんな拘りが受け入れられなければ世の中の方がおかしいだろ?

っていう勝手な解釈でここまで走ってきた気がする。

 

そう、そうして出来上がった住まいは素敵じゃない訳がなくて

”つくり手も楽しい”と言うのは良い住まいづくりの必須条件のはずなのに

万人受けするツマラナイ家ばかりつくっているとそうじゃなくなる。

 

苦労はしたが最初から手応えはあった。

住まい手の声(感想)を聞いて、

想いが伝わった事に感動したりする。

純粋にものつくりってそんなもんなんだ。

そしてまた次の妄想を働かせる原動力になる。

 

楽しさ、共感、感動 の連鎖が

僕らものつくりの唯一のエネルギー源なんだと思う。

 

ずっとその繰り返しだった。

 

かれこれ2年程スタッフのそんな姿を横目で眺めていた

そして「僕」も住みたいをつくりたい禁断症状てきな衝動にかられた。

もちろん販売前提なので自邸と言う意味ではない。

 

かと言って、昔と違って会社を離れる訳にも行かず

共感してくれそうな仲間に声をかけてみた。

完全に商売抜きで付き合ってもらうしかないが

快く引き受けてくれた。

 

デザイン:鈴木氏

設計:柴田/ゆくい堂スタッフ

施工:川口/ゆくい堂スタッフ

プロディユース:オレ

 

今回ばかりはビジネスじゃなく想いを共有できる事の方が優先だった。

 

楽しめそうだ。

 

そして「GARRET砧」が始まった。

 
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