「僕らの住みたい家」お母さん編。
「僕らの住みたい家」お母さん編。
1年ほど前、この物件を訪れたときの話。
まだ以前のオーナーがお住まいで(まあ、大抵そうなんだけど)
買い取りの不動産業者として紹介され初めて見に行った。
いつもはよそよそしく扱われるパターンが多いのだけど
今回の売り主のお母さん(僕の母と同じくらいだろうか、勝手にそう呼ばせてもらう)は、ちょっと違った。
何処だろか、産地を言ってた気がするけど?(多分有名なトコ)の干し柿と
丁寧に注がれたお茶を「これおいしいのよ~」って出してくれて、
いろいろと昔の話をしてくれた。
新築当時、このマンションを買った時の“おとうさん”とのエピソード。
聞かずとも解る愛情込めて丁寧に手入れされている庭の花々の話(伺った時は紫陽花が満開だった)
その日は娘さんも一緒にいらして、小さい頃のはなしもしてくれた。
プライベートな事なのであまり詳しくは書けないけど
「この草は新築の時からいるのよぉ~。」
と駐車場のアスファルトをかき分けて芽を出す雑草を指差した。
40年間それを抜かずに残しておくおかあさんはなんだか素敵に思えた。。
そして数日後に「なんか解んないけどいい感じだから行こう!」と誘って
結ぶ人(ゆくい堂の販売担当)と一緒に伺った時には
庭で育て、取れたてのブルーベリーを例のお茶と一緒に出してくれた。
結ぶ人も意気投合して、帰りにはちゃっかりと庭の鉢植えを頂いて帰っていたw
その時の結ぶ人のBlog記事は こちら
つらつらと書いたが
次にくらす人にとってもなんかいい話なんじゃないかと思って。。。
そんなこんなで、おかあさんとの約束してたことをここに。
“なんとか残せそうな緑は残します” と。
おかあさんが大事にしていた庭の植物をいくらかでも残せればイイ。
なんだかそうするコトが正しい気がした。
受け継ぐとか大層な話じゃないんだけど
そういうのって実は世の中大事なんじゃないかと。