あくなき追究、15滴。

こんにちは、四号です。

 

なんだか真面目なタイトルではじめてみましたが、塗装屋さんの仕事を拝見すると、ひしひしと感じるんですよね。
 

素人目には、この作業、必要なのか? それをやるとやらない、その違いって??? 不謹慎なはなし、写真のフィルターをちょいっとかけちゃうとわからなくなっちゃうような、そもそも写真では伝わらないようなレベルの違いのような、でもその場にいるとなんとなくわかるような。(なわけで、ちょっとでも気になる方には、OPENROOMに足を運んでもらって実際にその場で見てほしいんです)
 
とくに塗装は、リノベーションならではの味。「新築のマンションでは塗装の仕上げは、ほぼないよー」と塗装屋さんみいくんに教えてもらったことがありますが、たしかにそうだ。だからちょっと冷たく感じるのかな。

 

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そんなみいくん(真剣な横顔)、「色んな仕事をしてきたけど、まだまだ勉強中すよー」と今までのお話してくれたけど、ゴールがあるようでないような世界なんですね。つくる人掲示板でもちょっと書きましたが、ベテランと言えるような、つくる人たちもこれまで何件も作ってきても、やっぱりひとつひとつストーリー(と書くと軽い感じがしますが)を想像して、考えこんで作ってるんですよね。

 

たとえば、剥き出しの天井部分。

 

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このまま生かしつつも、ホコリ止めの透明なニスみたいな?ものを塗ると聞いていました。で、ニス(とは、正確には言わないかも)は塗られたのですが、そこの15滴の墨が加えられています! きもち暗め、少しだけ落ち着いた感じ、というつくる人の計算。10でもなく20でもなく、15。

 

 

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このヤスリがけも、プロの仕事ならではです。ぬかりなく、という言葉がぴったりだ。

 

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ヤスリ中の壁の反対、土間の中から玄関のほうを見たところがこちら。壁ができたことで、玄関が土間になっている、というよりは土間のお部屋という感じで、ちょっと得した気分。
 

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土間に自転車は十分に入りそうですが、共用廊下も広くて、自転車での玄関までのアクセスも良さそうでした。

 

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この日はタイミングあわず、本井さんには会えなかったけれど、この角の整った養生で本井さんの気配を感じ、現場をあとにしました。ほかのつくる人も「本井さんの養生はレベルが違う」と言っていただけあります。とても気持ちがいいです。

 

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そして、いつもは開け放たれ、本井さんスペースになっているストレージ。使い勝手良さそう。ベランダで自転車のメンテナンスとかしちゃいましょうかね。はぁ、やっぱり、この抜け感いいですね。この遠くに目をやれる感じ、都内じゃ珍しいかとー!!!
 

昼下がり、ここでのんびりコーヒーでも飲みたいっ!!!怒濤の四月まっさかりの四号でした!