カタカタ
冬が本気を出してきた今日このごろ、グラタン、ドリア……何かとチーズをのせて焼いておけばいいかと思っています、4号です。こんにちは。
前回のブログで「残す」とふんわりお伝えしましたが、「さて？はて？何を残す？」のアンサーが今日のお題です。解体後のつくる人の写真がよかったので、ザザッと載せていきまーす。
まずは、読者のみなさんの想像を広げるべく、プランの間取りをチラリ公開。写真右上が玄関。全体に正方形っぽい間取り（団地あるある？）って 、いいですよねー！出窓とバルコニーでヌケも風通しも◎
解体後の広々空間。
しかーし、今回はいつもの解体と違い、完全にゼロ状態の「スケルトン」ではないのです！ 右手にみえる靴箱も壊さず温存。その奥の出窓の木枠も残っているの、わかりますか？
「これを残したい」と思う、つくる人の気持ちがわかる、室内の風景。これを見ていると、天井があまり高くないのも、いい空気をつくるプラス材料という感じ。（ちなみに、写真の左が洗面＆お風呂、右が寝室になります）
バルコニーの外に見える風景もふくめて「残す」なのだと思うけど、そうは思っても、やっぱり既存のシリーズにあてはめないでいこう！と決める判断が、ゆくい堂がゆくい堂たる所以。
ゆくい堂に出会った8年前も「こんなことやっている会社があるんだー！」とうれしくなったのを覚えていますが、常に新しいことをやろうとするのは、本当に頭が下がるというか、尊敬。今のところ納得できるシリーズ名が見つからず、サラリと「OTHERS」扱いになってますが、じつはリノベーションの「その先」をみせてもらえるような象徴的な物件になる気がしますよー。
夕日の入り方もまたいいー！ベランダの柵がつくる影がいい仕事してるー！
最後は「開けるときの、カタカタっていう音がいい感じでさ」と、実際に扉を開け閉めしてくれる、コムロさん。その「音」を「いい」「残したい」と思う感性があるからこそ、成立する「残す」なのだと思う。（いや、だってさ、フルスケルトンにして、マルッと新しいものつくる方が手間ないよねー？と思ってしまう、浅はか4号）
このブログだと工事がまだはじまっていない風ですが、実は現場はすでに仕上げ期間に突入しています……OPENROOMは二月上旬予定！意外とすぐですのでお見逃しなく〜！ こちらも現場の進行に追いつけるようにハイペースで参りまーす！
