玄関の片隅をつつく。

今日はなんだかはっきりしないお天気ですが、このグレーな感じが意外と落ち着いたりしませんか? ミルクティでも飲みたいなぁーという気分の四号です、こんにちは。

 

わたしがのんびりぼんやりしていても、タイル屋さんが洗面エリアにタイルをはったり、左官屋さんがモルタルうったり、現場は予定通り着々と進行しています。その様子はまた見にいきたいと思っているのですが、今日はここまで書き漏らしてしまったけれど、お知らせしたいなーと思っていることをつらつら書いてみようと思います。

 

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こちらは前回のブログにも写っていた、玄関です。「棚、浮いてる?」みたいなちょっと不思議な感じ。棚板と壁の間に空間があるのが、なんともエアリー!!という言葉が的確かどうかは分かりませんが、とにかく軽い印象です。

 

とりつける高さについても、つくる人のこだわりを聞いてなるほどなるほど。そんな計算が、私の感じる「抜け感」ってやつにつながっているのだろう。

 

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そして、棚を前からみたのが、こちら。壁の下の方にあいている四角い穴、この位置にコンセントがつきます。コンセントの上にある棚板の後ろ側に空間ができているので、後ろからコンセントをまわせるの!!!だいぶポイント高くないですかー!!! コードが前面にでてくるのが地味に嫌だわ……そんな私に共感してくれる方、(このブログを読んでくださる方の中には) 絶対いますよねー?

 

ここなら、素敵な照明を置いてもコード丸出しで雰囲気台無し!になってしまうことはありません! ぜひお気に入りの照明を置いてもらいたいところです。玄関の片隅、重箱の隅をつつく話ですけど、じわじわくる心地よさだと思います。

 
 

そう言えば、つくる人アリトモさんと私の自宅のリノベーションの話になったときのこと。アリトモさんが一番に聞いたのは「住みやすいですか?」でした。「テイスト」とか「雰囲気」とかでなく「住みやすさ」が一番はじめにきたのが、ちょっと意外だったので、よく覚えています。そのとき、きっとアリトモさんは「住みやすさ」を真ん中において、ものをつくる人なんだなぁと思ったのでした。

 

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洗濯機の上につく棚についても、使いやすさ重視の奥行き設定。だからと言って、かっこよくないわけじゃなくて、ベースに「使いやすさ」があるので、かっこよさが快適につながって、結果、住みやすいになるんだと思う。

 

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この金具は、前回の引き戸につける取っ手。こちらも、さきほどの棚受けの金具も実はオリジナルで制作されたものです! そうゆうことをサラリ!とやるのが、ゆくい堂のつくる人たちのクセ?なのか、こちらはいちいち驚かされる。という、ゆくい堂の現場あるある。

 

2018-06-05-03

まだある、あるもの(既製品)ですまさないシリーズ。玄関入ってすぐのハンガーラックです。上の支えは、一本でも強度的にはOKなところ、二本つけたのが、ミソ。「二本あれば、板をわたすこともできるし色々と使い方が広がりそう」とつくる人が教えてくれたのですが、確かにここに住む人は、自分で考えて自分のおうちを作っていきたい人でもありそうだから、こうゆう余白が残っているのはうれしいと思う。

 

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洗面をでたところにある、小窓もなにか飾る?いじる?とアレコレ考えるの楽しそう。視覚的な圧迫感もこれがあるのとないのではだいぶ違うんだろう。そして、板の切り口がそのまま見える、ラフっぽい仕上げが今回のcottaらしさであるらしい。つくる人の「魂は細部に宿る」というのを現場にいくとつくづく感じるので、できるだけたくさんの人に現場をみてもらいたい。まだ日程が決まってないですが、OPENROOMよろしくお願いしまーす!!

 

 

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「住みやすさ」といえば、マンションの管理具合も気になるところだと思うのですが、玄関まわりはいつも綺麗。出入り口には、置き傘もあってアットホームな雰囲気です。

 

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階数表示なんかも妙にかわいいくて、窓が小さめサイズなのがまたいいですよ。さぁ、タイルとかキッチンとか気になること満載ですので、近々、現場にいってきます!お楽しみにおまちくださいませ!