微調整。
湿度100%?……この湿度のせいでしょうか、ここのところ夕方にはエネルギーが切れています、4号です。でも、ゆくい堂の現場にいくと、会う職人さんたちみんな、清々しくて元気をもらえるんですよねー(って書くと、キレイゴトっぽいけれど、本当なんだもの)。
この湿気を吹き飛ばすべく、さわやかな現場の様子をお届けしまーす!
キッチン奥の壁一面にタイルが貼られましたー!紺色のゆらめくツヤツヤです。造作のキッチンとあわさって高級感がグンとUPして、WaGEっぽさ全開です。
私が現場におじゃました日は建具屋さんの日。扉をつけてははずし、調整。そして、またつけてははずし、また調整。
少しずつ、少しずつ、削っての調整です。この日は静かな土曜日だったのですが、職人さんひとり、「このくらいかなー?」ではなくて、「ここ!」という納得のゆくところまで集中して作業されていました。
そしてー!!右側の扉は、イチから製作されたもの!! 「え、扉って作れるんですねー!」って、間抜けな反応をしてしまいましたが、「それが仕事ですからーw」って……ホント失礼しました!
オリジナルのキッチンとお揃いのあしらいが施された扉、キュンキュンする細工でございますよ。
ちなみに、扉がついた寝室の様子がこちらです。ドアも半分はガラスでヌケ感が出ていますが、ドアのさらに上にもガラスの入る枠があって、奥行きを感じられる、ほのかな工夫。(以前は面材が貼られていたそうです) 照明ついたらまた雰囲気よさそうですねー!
「調整」といえば、色に関する調整に対する熱量もかなりのものなので、少しご紹介します。
キッチンの塗装部分の色作りの職人さん。FBの作る人があげてくれる日報には「納得色が出ず、再トライ!」というキャプションがありました。
塗装屋さんの服が変わっているので、おわかりでしょうか? また別の日も、色作りは続いたようです。
木の部分のオイルの色も検証中。オイルの色数は限られているのですが、複数のオイルを違ったバランスで混ぜてみて、色を作って塗って、見比べて。どこまで粘るか。粘れるか。
コムロさん、本井さん含めて、関わる職人さんたちみんな共通して持っている、ゆくい堂スピリッツ。自分自身は普段からそんな風に仕事をできているかなーと考えさせられたりする4号であります。
もはや、同じに見える……。印刷は、試し刷りできるけど、全体に試して塗ることはできないわけで、すべては、この小さなサンプルとコムロさんの想像力にかかっているのですね。
キッチンの天板だって「モルタル」というのは決まっていたけど、色は微調整されていました。グレーはグレーでも、微妙にちがう。道路みたいな濃い目のグレーから、白っぽいグレーからまで。
すべては、微調整の賜物。ピシっと角も決まった天板!!(三種類グレーのどれが塗られたのか、わかりますかね?)
こちらWaGEのお披露目♡OPENROOMは、6月一週目土曜日の予定で進んでおりますので、気になっている方いらっしゃいましたら、ご予定あけておいてくださるとうれしいです。