想いは工程に現る

あいにく今日は雨ですが…… 夏に向けて生命力を見せつけるようにモリモリし始めた緑。“うんうん、やっぱこれだよね! ” と新緑にパワーを貰うこの頃。どうも、結ぶ人1号です。

 

視野に緑色が含まれる割合を「緑視率」と言うそうで、それが10〜15%あるとき、人間の集中するパフォーマンスが一番高まるそうです。緑視率を高めることで、心理的なうるおい感や安らぎ感を向上させる効果 も期待できると。

 

わかるー。もちろん室内にグリーンを置くのもいいけど、窓の外に見えるのはまた格別! 陽に照らされたり、風に揺れたりする様子ひっくるめていいんだろうな。庭を望む窓、いいなー。

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さてさて前置きが長くなりました。はい、現場の話をしましょう!  勿体ぶらずプランから。写真の下側が庭に面した南。横長の2LDKの間取りです。専有面積は約97.48㎡、2LDKと言ってもなかなかの広さです。

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ご覧の通り、壁式構造で壊せない壁が多く、大枠は変わっていません。とは言えキッチンの位置などは大きくチェンジ。与えられた条件を活かして最大限のパフォーマンスを。つくる人はわざわざそんなふうに言わないけどw、その気持ちが工程に現れています。

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“足すのではなく、引く”
のコメントと共につくる人山下さん現場進捗としてUPしていた写真 ↓  サンダーの埃が舞って曇ってる。現場感ある。

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梁下の高さが低い。それは変えられない条件。凸凹した床を平にするのは通常ならモルタルを流す。けど、盛るってことは数センチでも厚みが出ること。それくらい大丈夫じゃない?   とわたしなどは思ってしまうのですが、、つくる人たちのその辺りの感覚は全然違う。凹を埋めるではなく、凸を削ろう!の判断に。

どっちが大変かくらいは、わたしにだってわかります。

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見慣れないカラーリングの板??   元はカーペット敷だった部屋をフローリングに。下地はなるべく厚みを持たせたくない、でも平にしたい。 青 < 緑 <黄 と数ミリ単位で厚みの違うものを、水平を取りながら挟んで合わせていく。ぴちーっと合わせて、しかもさくさく進む。これぞ職人技!って感じなのです。

 

OPENROOMなどの内見で、部屋に入ったとき数センチ梁下が高かったり低かったりしても、正直それほど気にならないと思います。だけど、ずっと暮らす家考えたら、この細やかな工程はとても有難いこと。

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壁は塗装仕上げになるそうです。そのために既存のクロス剥がし。ペラペラ剥がれるところと、下地がなかなか剥がれないとこがあります。クロス剥がしの経験がある方は少ないかもしれませんが、シール剥がしをイメージしてみてください。最近のはペロっと剥がしやすいのが多いけど、たまにありますよね? 表面だけ剥がれてベタベタが残っちゃうやつ。あれが壁一面でしかも、そんな壁が何面も。頭が下がります。。“つくる” はつくる以前の整えるが、なかなか大変そう。料理でいうところの、下ごしらえで差が出るみたいなことか?