すなをまく

こんにちは、四号です。
暑さが少しだけ落ち着いて、動けるうちに砧へサクサクいってきましたー!
祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩11分、慣れればそうでもない時間です。物件のちょっと先に大学があって、どの時間帯も同じ方向へ一緒に歩いていく人がいるのが、気が紛れるのか、いい感じなのです。

 

ハイ、この日の現場は、ギュギュッと職人さん祭り!

 

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キッチンで、床はる大工さん。もちろん無垢の床!!(OPENROOMではぜひ裸足でサラサラ体験を!)

 

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壁や柱などいたるところをキレイに整えるのは、左官屋さん。

 

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二階では、前回ブログでも書いた大収納の作り込み中。

 

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真っ黒に日焼けした大工さんは、2階個室のドア枠を。要所要所を黒っぽい色が入ってきてピリっとキリっとさせるあたりが、WaGっぽいのかなー。

 

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そして浴室には防水屋さん。真剣勝負の面持ちで作業中。

 

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謎の液体は調合している様子は理科室。写真には写りませんが、化学的なニオイもします。「暑いし、臭うし、過酷だなー」と思いましたが、塗装屋さんとしては、「塗料が固まりやすい夏の方が、冬よりも仕事がしやすい」……脱帽。

 

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浴室の壁、仕上がりはこんな感じ。ざらっとかっこよし!&タイルよりもお手入れしやすい気もしましたよー。

 

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そして、防水屋さんの最後の工程が「すなをまく」こと。緻密な防水作業に比べると、なんとなく拍子抜け……でも、このひと手間が、上からさらにモルタルを重ねるときに、モルタルに対していい働きをするらしいのです。
 

私は、こんな風に、職人さん同士がそれぞれが仕事をしやすいように相手を思いやる感じ、現場を繋いでいく感じが大好き。

 

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ここまでの写真でお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが……今回の浴室は、コンパクトです! 昭和サイズにキュキュっとミニマム! リノベーションというと、大きめ広々バスルームのイメージもありますが、これいいです。「コンパクト」といってもパコっと既製品はめるユニットバスではなく、職人さんが作りこむ「在来工法」というやつなので、「俺の城」具合はかなり高めになる予感です。

 

 

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メインの寝室、収納の壁についたこの下地のボード。な、な、なんと、ベッドにゴローンとしながら、TVを見られるという、つくる人の素敵な計らいでございます。かっこよすぎるよ。

 

これを標準装備(という言い方でいいのか?)でつくっちゃうのが、ゆくい堂の人々だった。気をぬくと忘れがちになるけれど、つくる人の判断基準はただただ「自分だったら絶対ほしい」。ここがブレない。一般的に、というところからはある意味、ズレてる?

 

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そして、現場に残る涼しげなメモ。書いたのは、線は繊細、やること大胆、コムロさん。

 

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最後は、なんでもない写真も一枚。「ザ・構造体」という厚みのある壁があちこち出てくるこのおうち、子供のころ、公園にあったコンクリートの汽車の中のような独特の安心感があるのは、私だけだろうか。

 

現場はさらに、日々着々とおうちに変化中! また来週、現場へお邪魔してこようと思いますが、WaGE 砧のOPENROOMは九月の初旬の予定です。気にしてくださっている方は、そのあたり空けておいてくださるとうれしいでーす。