近況写真多々。
結ぶ人1号です。Tシャツ日和。気持ちの良い日ですねー。
さて、昨日現場に行って来ました。
砧の現場に行くと大工さんが色々教えてくれてとても面白いです。
『 バカ墨 』とか『 材料を切る時に材にまたいではいけない 』とか『 ノミを叩く時は2回以内とか 』
伝統が感じられる職人さんのお話は面白いです。
そんな大工さんが『 ストーリーが大事だっていうから 』とか言うのもまたギャップがあって面白いです。
キッチン組み立てのつなぎ目。
『 プロが見たらおかしなつなぎ目なんだけど、わざと素人がDIYっぽくやった風にしてるんだ 』
その後に特に説明はないんだけど、(そこがまたいいんだけど)
この大工さんが作ってるんっだから、安全に丈夫に作られてるってのは私が保証します!
キッチンの脚がこんなふうに削られていて、『 なんでですか?』って聞いたら後からタイルを差し込んで貼る為と。床の上にキッチンを後からボーンと置いたように見える様なストーリーだからと。
設計やデザインをする人が考えるストーリーを、現場の職人さんが本当の意味で理解して手を動かしている。
本当の意味でと言うのはそこに共感があるってこと。そこまで出来るチームは稀で、そこがつくる人達の強みだと思います。
さてさて。後はパラパラと昨日撮って来た写真をご紹介して行きます。
はい。まずそのキッチン。で、手前にある古材は、、、
こんなふうに加工される予定で。それはつまり、、、
はい。みんなの憧れ古材の大きなテーブルになりますよー。
タイルも敢えてラフに目地が入れられて仕上がっています。
目地繋がりでこれ。タイルの目地用のカラーサンプル。クレヨンみたいなケースに入ってます。
こうやって実際タイルの間に入れて、どの色にするかを決めています。
水廻り部分の床タイル。玄晶石の緑。写真だとグレーっぽく見えちゃいますが、くすみの掛かったグリーンでカッコいいです。『 何色って言えば伝わりますかね?』っとつくる人達に聞いたら、『 スレートの緑 』とか『 流れる溶岩の色 』とかいろんなお答えを頂きました。ざらっとした感触が裸足で歩いたら気持ち良さそうでした。
今度はタイル繋がりで。昨日はちょうど浴室のタイル貼りをしていました。
はいこんな感じです。
玄関前のスペース。収納の板と床の雰囲気。いい感じ。
伝わらない人には意味不明な写真かと思いますが、伝わる人には伝わるはず。いい感じでしょー。
この収納がどんなふうに仕上がるのかはまた追々完成したらUPします。
水栓金具に群がる人たち。なんでこんなことになってるかもまた追々(笑)
なんだか長くなってしまったので、今日はそろそろ。
『暮らしといっしょ』さんの追跡取材の最新がUPされたのでまだの方はぜひコチラも見て下さい。時系列で工事の様子がとてもよくわかります。将来の暮らす人にとってこのレポートは宝物になるでしょうね。
最後に。これはキッチンのフレーム締め付けボルトです。
なんか焦げてる感じがしますでしょう?
そうです。焼いているのです。アジを出す為に。(なんかお料理みたいですねww)
しかも現場でだと時間がかかるからってことで、監督さんが自宅のコンロで焼くそうです。私がここで書かなかったら、きっとOPENROOMに来て下さってもそんなことまでしてるとは誰も気付かないでしょう。ま、そんなことは関係無いんでしょうね。つくる人たちの頭の中って、そーゆーことではないんですよね。ただただカッコイイものへ一心に。このボルトはなんとも『僕らの住みたい家』らしいなぁと。